あらためていうまでもなく、合同葬のトータルのコストにつきましては、オーソドックスなお葬式に比べて高くなることが大半です。一般的なお葬式よりも相当会葬人数が増加するため、どうしてもコストは高くなってしまします。
頭数が多いならそれ相応にビッグサイズの会場を借り入れしなければなりませんし、祭壇に関してもその影響を受けて大きなものとなります。具体的に言いますと、400人クラスの合同葬を行なおうとすれば、400万円程のコストをみておく必要があります。
しかしながら、合同によって葬儀を執り行うということは、必要となる費用を折半することができるということになります。会社サイドと遺族サイドが相談して、個々がどんな部分を担うのか決める必要性があります。どういった具合に折半するかに関しましては、個々の事情によるといえます。
一般的に考えて、棺、あるいは火葬に対するコストなど故人自身に関係することは遺族サイドが負担し、 祭壇、あるいは設備費といった演出コストは会社サイドが分担する場合が非常に多いといえるでしょう。因みに、自明のことですが、事故の合同葬は加害者サイドがすべて負担することが大半になります。